学校のテストには出ない、大切なコト
《先進国》ではなく《発展過剰国》
環境サミットのニュースや新聞記事を見ていると、地球温暖化の問題は、
- CO2を大量に排出している先進国 VS
- 経済成長を図ろうとする新興国 VS
- 温暖化の影響を受けやすい発展途上国の問題
という印象をしばしば受けます。
各国が、自国の"生活水準"や"経済力"、"成長率"をベースに、公平なガイドラインを作ろうとすれば、温暖化対策は大変難しいものとなります。
では、どうすれば良いのでしょうか。
子ども達に教えたいこと
子どもたちの未来に関わる問題であること
1992年6月11日の環境サミットで、12歳のセヴァン(あなたが世界を変える日
の著者)は、サミットに出席した各国の代表者たちに言いました。
「環境サミットは、あなた達の子どもである私たちが、どんな世界で育ち、どんな世界で生きていって欲しいかを決める為の会議です。」
子どもたちが生きる世界の「あるべき未来像」をきちんと描き、今の先進国は、"先進国"ではなく"発展過剰国"という意識を持つことも必要だとセヴァンは語っているように思います。
"先進国"ではなく"発展過剰国"という意識
私達日本人の生活は、大変豊かになりました。
歯を磨く時、電気歯ブラシで"ウィーン"と磨く人も、今は珍しくはありません。
トイレに入れば、自動で蓋(ふた)がパカっと開いたり、水の音が流れたりします。
便座は24時間暖かく、お尻をお水で洗浄するのが、今では標準となっています。
運動も、冷暖房の効いたフィットネスクラブに通ったり、電気を使った機械でお腹をプルプル震わせてダイエットしたりします。
街に出れば、階段よりもエスカレーターを利用してしまいます。
本を買えば、紙のカバーで包装してくれますし、お店で飲み物を頼めば、紙のコースターやストローが当たり前のように出てきます。
もし、世界の87%を占める発展途上国の人々が、日本のような先進国を目指して、土をアスファルトで覆い、高層ビルやマンションを乱立させ、今の先進国の人たちと同じような暮らしを始めたら、地球は壊滅的な状況に陥ることは容易に想像できます。
そうしたことを考えると、
先進国は、もはや"先進国"ではなく、むしろ、"発展過剰国"であると認め、行過ぎた部分を削る努力をしなければならないように感じます。
そして、子どもには、「温暖化の問題は、科学技術の進歩が解決してくれるよ」
という、根拠のない夢を語るより、家族みんなで
「自分の足で階段を上り、自分の手で歯を磨き、自分のお尻で便座を暖めようね」と教えていかなければならないように思います。
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