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汚染水と化学兵器 ≪社会≫ 東京 大学1年 いっぺい 2013.9.02

「日本政府としてはシリアで化学兵器が使用された可能性が極めて高いと考えている。化学兵器使用はいかなる場合でも許されるものではない」

8月28日に安倍首相が訪問先のカタールでの記者会見で言った言葉。

確かに化学兵器は、その無差別的な殺傷能力だけでなく、母体内の胎児にまで影響を及ぼすという点で他の兵器に比べてより非人道的であり、許されるものではないだろう。

ただ...

よくよく考えると「ん?」と思う。

放射能で汚染された300トンもの水を世界に向け垂れ流している日本がそんなセリフを言えるんだろうかと。。。

シリアの化学兵器より、放射能の方がはるかに殺傷能力は高く、はるかに次世代への影響が大きい。

"重大な異常事象"としてレベル3にまで引き上げられた福島の放射能汚染水漏れの問題を解決しない限り、オレたち日本人はシリアの化学兵器について云々言える立場にはないように思う。

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