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親の役目 子育て 宮城県 大学4年 S.Watabe 2008.10.28

中学2年生の時、僕は学校で友達にケガをさせたことがありました。

給食で並ぶ順番を割り込みされたので、
最初は口で「後ろに並べよ」と言ったのですが、無視されたのでその友達を突き飛ばし、更に倒れた相手を足で蹴ってしまったのです。

蹴られた本人はお腹を押さえたまま 担任の先生に病院に運ばれていきました。

ろっ骨にヒビが入っていたそうです。

それを聞いて僕は怖くなりましたが、それでも心のどこかで

「悪いのはあいつだ」と思っていました。

学校に呼び出され、先生から事情を聞いた母は、僕に

「倒れてる相手を蹴ったって本当なの?」と聞きました。

「うん。でも悪いのはあいつだから」

そう反論すると、母に目から火が出るようなビンタをされました。

「倒れてる相手を蹴っておいて、それでも自分が正義だって言うの!」

そばにいた先生が驚いて、

「もう十分反省してますから」と母を抑えてくれましたが、母は、

「これは親の役目ですから」と答えてました。

当時バスケ部にいて、それなりに体格が良かった僕をあんなに強く叩いた母の手も、きっと痛かったと思います。

先日、母の3回忌の法事があり、兄と母の思い出話をした時に、そんな話をすると、

「俺も母ちゃんに言われたことがあるよ。
 子どもが外で悪さした時、親の役目は子どもをかばうことじゃなくて、
 子どもを誰よりも強くひっぱたくことだって(笑)」

子どものことを真剣に叱れるのは親しかいないからと母は言っていたそうです。

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