メディアの持つ力と責任
| メディアの持つ力と責任 | ≪社会≫ | 神奈川県 | 会社員 | 三澤誠司 | 2008.09.17 |
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清掃登山をするアルピニストで有名な野口健さんが書かれた「100万回のコンチクショー」
の中に、とても印象深い言葉が書いてありました。
野口さんは、環境問題に取り組んでいることから環境省の方とお話をする機会が多いのだそうですが、海外の環境対策を参考にした新しい試みの話を持ちかけると、「前例がない」という言葉が返ってくるのだそうです。
環境省のある役人の方に、
「野口さんがいろんなところでその話をして、マスコミがそれに乗っかり、世論が動いてくれたら、僕らはそれに乗っかりますよ」
と言われた時は、怒りよりも驚きのほうが大きかったそうです。
国土交通省を巻き込んだ環境イベントを開催しようとした時には、
国土交通省の担当課長から
「省内には土日の仕事は嫌がる人がいるので、土日は外してください」
と言われたそうです。(上記著書より)
日本の省庁で働く官僚と言えば、日本の「頭脳」とも言われるエリート集団。
国民の誰よりも先見の明を持ち、現在の日本の負の部分を是正し、明るい未来を創造するために必要な法律を制作し、その遵守を監督する権限を持ちながら、実際には「事なかれ主義」で及び腰の方が少なくないそうです。
「今の日本を変えたい」という高い志を持って霞ヶ関の省庁に入省した若者たちの中には、その実態を知って失望した人も少なくないはず。
コラム「自民党総裁選レース(3)」の中で、かんばやしさんが、
「メディアの世界でペンを取った方がはるかに日本を変えられる気がする」
と書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
国を動かすのは世論。でも、その世論を動かせるのは「メディア」です。
メディアで働く人は、その社会的な役割と責任の重大さを十分に認識しなければならない職業だと思います。
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