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井上康生選手のような… ≪社会≫ 東京都 主 婦 野田真理子 2008.09.09

7日の日のパラリンピックを見ました。

ロサンゼルス五輪で優勝した柔道の山下康裕さんが番組に登場したのですが、彼の話を聞いてとても複雑な気持ちになりました。

オリンピックの代表選手たちには、スポーツメーカーなどのスポンサーが付き、柔道着などはそこから全て支給されるそうなのですが、一方のパラリンピックの代表選手には、スポンサーが付くことはないのだそうです。

柔道着も、遠征費も全て自分で賄わなければならない。

五体満足の健常者には手厚い支援があり、体に障害をもった障害者は何でも自分でやらなければならないと言うのはあまりに皮肉であるように思いました。

2004年のアテネ五輪に向けて行なわれたオリンピック選手とパラリンピック選手の合同稽古に参加した井上康生選手は、パラリンピック選手たちの柔道着がとても粗末であったのを見て、

「同じ日本の代表選手であるのに、あまりにも我々と状況が違いすぎます。可哀想な気がしました。パラリンピックの代表選手の方々に柔道衣をプレゼントしたいのですが、それはスタンドプレーになるのでしょうか」

と山下さんに尋ねたそうです。

聞いていて、涙が出る話でした。

日本人は、もともと助け合ったり、相手を思いやる気持ちに富んだ国民性であったはず。しかし、いつの間にか商業的に「損か得か」でな物ごとを考えるような人ばかりになってしまったように感じます。

井上康生選手のような若い人がどんどん増えてくれることを願って止みません。

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