北京オリンピック開会式を見て
| 北京オリンピック開会式を見て | ≪社会≫ | 東京都 | 大学三年 | H.Kanda | 2008.08.11 |
北京オリンピック開会式の模様をテレビで見ました。
何百人という中国の青少年たちが披露した太極拳は、まるで機械仕掛けのように統一されていて、ダイナミックなシンクロナイズドスイミングを見ているようでした。
また、子どもたちが描いた"地球"が立体となり、その周りで様々な民族衣装を着た人たちが手と手を取り合って舞う姿は、多くの観客や視聴者の感動を呼ぶものだったと思います。
しかし、そうした演出が華やかで「平和」を象徴するものであればあるほど、ぼくには「茶番」にしか見えませんでした。
確かに、あの開幕式を演出した演出家は、
全世界に発信したい平和のメッセージを強く持っていたと思います。
しかし、それがイコール「今の中国の姿勢」だとは到底思えません。
オリンピックの会場を建設する為に、強制的に住民たちを立ち退かせ、オリンピック期間中の観光客の飲み水を確保するために、北京郊外の農村に稲作を禁止し、多くの農民達を生活苦に追いやったのが中国の真の姿。
チベット問題でも軍隊を出動させて、刃向う者に対しては常に力でねじ伏せてきた中国が、オリンピックの開会式で突然「平和」を謳っても、心に響いてくるものは何もないのです。
あの開会式を彩った何千発もの花火は、多くの貧しい人たちの犠牲の上で上がったものだと思うと、諸手をあげて拍手をする気にはなれません。
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