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先生のアタリ・ハズレ ≪教育≫ 埼玉県 小学校教員 匿名 2008.07.16

中学時代からの親友の子が今年小学校に上がり、私が担任をすることになりました。

達也くん(親友の子)のことは、小さな頃から知っていて、教室で初めて対面した時に、

「あっ、○○おばちゃん!」

と叫ばれてしまい、私は苦笑しながら「今日からは"先生"ですよ」と注意したことがありました。

先日、久しぶりにその友人と外でお茶をする機会があったのですが、
その時に「先生のアタリ・ハズレ」の話を聞かされました。

最近の小学一年生は、
“授業中座っていられない”、“授業に集中できない”という子が多くて、
キャリアの短い若い先生では対応しきれず、友人が言うには、

「先生が"ハズれ"だと、一年生の授業が一年間で終わらなくて、二年生になってからも大変なんだって聞いたわよ」と。

そして、
「その点うちの達也は、キャリア11年の“ベテラン先生”だからラッキーーよね」
などと言って私に微笑んできました。

今の教師達が抱えている問題が、「先生のアタリ・ハズレ」
という話になってしまうのかと思うととても淋しい気持ちになりました。

私は彼女に
「授業を予定通りに進めることなんて、とても簡単なことなのよ」
と教えてあげました。

授業についてこれない子は、“落ちこぼれ”としてあきらめちゃえばいい。そうすれば、「授業の進め方」のことで保護者から批判を受けることもありません。

でも、「出来るだけ“落ちこぼれ”を作りたくない」と思い、子どもたち全員を引っ張ろうとする先生がまだまだたくさんいます。

「その為には家庭の協力も必要なんだけど、今は家庭の協力が得られないのよ」と彼女に話しました。

― 今は寝る時間が遅くて、授業中眠くなってしまう子が多いこと。
― 学校を平気でお休みさせ、旅行に行ってしまう家庭も少なくないこと

それでも「落ちこぼれをつくらないように」と頑張っている先生たちがいるのに、一方の保護者は、先生を「アタリ・ハズレ」で評価しているというのはいかがなものかと考えてしまいます。

「自分のクラスの子どもやその保護者を“アタリ・ハズレ”で評価したいのは私たちの方なのよ!」

と言うと、さすがに私の気持ちが伝わったのか
「ゴメンね」
と友人は謝ってきました。

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