総合学習の授業で
| 総合学習の授業で | ≪教育≫ | 山梨県 | 中学3年 | やまもー | 2008.07.02 |
総合学習の授業で、
担任の先生が小中学校の校舎や体育館の耐震性の話をしてくれました。
全国の公立小中学校の校舎や体育館の約40%にあたる4万8000棟は、地震に対する強度が十分ではないのだそうです。
先生の話を聞いて、一番最初にクラスから出た質問は
「うちの学校は?」でした。
先生はその質問には答えずに「他に質問は?」と聞きました。
しばらくザワザワが続く中で、
先生がもう一度「他に知りたいことはないの?」と聞きました。
すると、女子の一人が
「知りたいのは、うちの学校が大丈夫かということと、ダメな場合はいつまでに直すのかです」と言いました。
その言葉で、先生の顔が厳しい表情に変わっていくのが僕には分かりました。
「自分のことだけが心配なの?
みんな、うちの学校さえ大丈夫なら、それ以外のことには関心がないの?」
先生は、そう言うと僕たちにプリントを配りました。
「この間の総学の授業で、"今の大人たちは、自分のことしか考えてない"っていう意見が出たけど、先生にはみんなも今の大人と同じに見えるけど 違うかな?」
先生の言葉に、クラスはシーンと静まりました。
プリントには、建物の強度(耐震性)はどうやって調べたのか、全ての小中学校の強度調査が終わっているのか、工事に必要なお金はどこから出るのかなど、先生がいろいろと調べたことが書かれていました。
そして、うちの学校の校舎・体育館の強度についても書かれていました。
「自分のことだけでなく、もっと広くモノゴトを考える姿勢とか意識を持たなければ、みんなが嫌いな今の大人と同じ大人になるわよ。」
その日の総合学習で学んだことは、学校の強度についてではなく、先生のこの一言だったと思います。
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