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| 石野見幸さん | 《皆で考えたい話》 | 京都府 大学四年 貫田 隆 | 2007.11.14 |
末期の胃がんと闘いながらもステージに立ち、
「同じ境遇の人を元気づけたい」
とテレビ取材などにも応じていた、ジャズシンガーの石野見幸さんが、今月8日に他界されました。
石野さんは幼少の頃から「胆管拡張症」という病気で入退院を繰り返し、常に腹痛に苦しみながらも自分の「夢」であるジャズシンガーとなったことは、テレビのドキュメンタリー番組でご存知の方もいらっしゃると思います。
そして昨年9月にガンが再発し、「余命1ヶ月」と医師から宣告されてからは、抗がん剤の副作用で苦しむ日々。
毎日の様に起こる、痛みや嘔吐とは、またみんなに逢って歌いたいと云う想いでしか向かっていけません。必ず、またステージに立って歌うんだという強い想いでこのでこぼこ道を歩いていきます。どうかみんな、待ってて頂けるなら 私を待ってて。
2007年2月 4日の彼女のブログに記されていた言葉です。
今の私のからだには肝臓から小腸へ入った管が、腕から心臓へ栄養点滴のチューブが入っています。お腹が自由になりません。だけど今、私に出来る事を出来るだけやらせていただけるならという気持ちで頑張って歌います。
(07年5月5日 同ブログより)
そして2007年7月16日、ブルーノート大阪のステージに彼女は立ちました。
体に管を通した状態でリハーサルをこなし、痛み止めの注射を打っての出演。
彼女の人生において、体調の良い日など、数えるほどしかなかったように思います。
しかし、そうした中でも「夢」を持ち、歯を食いしばりながらもその「夢」を実現させた彼女。
別な見方をすれば、「夢」は、人をそこまで動かしてしまう力があり、それを追う人のエネルギーは奇跡をも生んでしまうのだと改めて気づかせてもらったような気がします。
死去した11月8日のブログには、管理人の方が、次のようにつづり、彼女の大ステージに幕を下ろしました。
最後の一年間は燃え尽きるように輝いていました。
多くの皆さんに応援していただきありがとうございました。
石野見幸さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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