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娘へのエール ほのぼの 新潟県 主 婦 くまの実 2013.06.18

就活の本を読み出した娘。

どんな仕事に就こうとしているのか、今のところ相談はありません。

業界研究などの本の付箋を見る限り、まだまだ迷いがあるようです。

あと2年もしたら、娘はきっとこの家から飛び出していくのでしょう。

確信はありません。

でも、好奇心旺盛で、負けず嫌いで、向こう見ずな娘の性格を考えると、

この町に居続けることはないような気がします。

娘のおかげで、私は二度人生を楽しめたように思います。

運動会では娘以上に張り切り、バレンタインデーのチョコを一緒に作った時は、男の子から返事に一喜一憂し、そして大学受験の時は、私も一緒になって勉強しました。

もう一度人生をやり直させてくれた。

それだけで、娘はもう十分に親孝行してくれたのかもしれません。

数年前までは毎日がドタバタで、ゆっくりくつろげる日などありませんでしたが、今そうした日々が過ぎ去り、娘との時間のカウントダウンの音が聞こえはじめると、やはり淋しいものです。

でも、巣立って娘が一人前になった時、
また新たな関係が生まれるような気がします。

娘が産まれてくるとき、私は娘に

「がんばれー!!」

という言葉をかけました。

2年後、親元から巣立つ日も、私はきっと同じ言葉を娘に送ります。

「がんばれー!!」

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