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親の苦労、子知らず ちょっと笑える 山 梨 会社員 Kawano 2012.6.15

4歳になったばかりの娘が

「ミカもじてんしゃ練習する!」

と言い出した。

「まだ早いって。もう少し大きくなったらね」

やる気になった娘の気を削いでしまうのは申し訳ないが、あの悪夢はもう少し先延ばしにしたい。

2つ上のお兄ちゃんが補助なし自転車を練習し始めたのは今から約半年前。

線路沿いの車がほとんど通らない緩やかな下り坂を利用して練習したのですが、練習初日に事故発生。

後ろから自転車を押さえながら走っていた時に、息子が急ブレーキをかけたのです。

私は息子にぶつからぬよう横によけてそのまま激しく転倒。
(→たぶんエビ反りしたと思う)

その転倒で、手、ひじ、ひざ、アゴを擦りむき、
前歯も1本欠いてしまいました。

涙出ました。「なにやってるんだろーあたし」って。

しかしそんな事故を知らない娘は「練習やるー」の一点張り。すると

「練習するなら、いいこと教えてあげる!」

と、妹のダダを聞いていた上のお兄ちゃんが横から口をはさんできた。

(おっ、助け舟か?)期待して息子の言葉を待つ私。

「練習するなら線路わきのどーろがいいよ。あそこ、坂だから」

お前は鬼か!

「あんたママがあそこでケガしたの覚えてるでしょ」

「えっ!ママケガしたの?」

トホホ。親の苦労なんて、子知らずですね。

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